法学部の学生12名が、令和8年9月18日(金)、東北大学法科大学院の訪問企画に参加しました。
この企画は、新潟大学法学部と連携協定を締結している東北大学法科大学院により、「法曹への道」と題して実施されているもので、今回が3回目となります。模擬裁判の傍聴、施設の見学、新潟大学法学部出身の在学生・修了生との懇談などが行われました。それでは、寄せられた参加者の感想をもとに、その内容を掻い摘んでご報告しましょう。
まずは、模擬裁判の傍聴から。
殺意の有無が争点となる殺人の事案で、証人尋問の場面を傍聴したようです。下の写真はその一場面を撮影したものですが、「事件関係者の細かい関係から、動機に関して証言させようとしたり、争点に対する重要な証言を得るために、根拠になる事実関係を確認させたりして」、「検察側は故意があることを、弁護側は証人の証言が疑わしいものであることを立証しようとして」おり、「それぞれがどのような点に着目して主張を組み立てているのか、証人からどのような情報を聞きだそうとしているのかということを知ることができた」そうです。また、「回り道をしても、結局は、重要な事実が導かれるように(尋問の仕方を)工夫している点が印象的」、「すごく高度なことをしていると思った」、「自分でも実際に模擬裁判のようなものをやってみたいと思った」とのこと。なお、「模擬裁判」ではありますが、「時折笑いが起きるような和やかな場面もあり、学生たちがリラックスしつつも生き生きと議論を交わしている様子」がみられたようです。
続いては、施設見学について。
「専門書や雑誌が豊富にそろう図書室」や、「講義室やコモンルームなど勉学に励む上で充実した施設をみることができ」、「24時間利用でき、専用の席が割り当てられている自習室には驚いた」とのこと。また、「施設内には冷蔵庫や電子レンジ、ゲーム、漫画がある部屋があり、勉学ばかりで辛くて大変というイメージがありましたが、それだけでなく、しっかりと休憩・息抜きできる環境が用意されていることに安心しました。」との感想もありました。どの参加者も「高度な学びを支える設備の手厚さを実感した」ようです。
そして、新潟大学法学部出身の在学生・修了生との懇談について。
グループに分かれて先輩からお話を伺ったようです。「法曹を目指すうえでの大学での過ごし方のアドバイスや、現在の悩み相談まで親身に聞いてくれました。」、「学部時代との学習量・学習方法のギャップや、日々のスケジュールの立て方など、パンフレットだけでは分からない実感のこもったお話を伺うことができ」、「現在の自分の学習計画を見直す上で大変参考になりました。」とのこと。もっとも、これでは少し抽象的ですので、もう少し具体的な感想を一つだけご紹介しましょう。懇談の際、ある先輩が、大学生の時期に仲間と自主ゼミを組み、各種の過去問の答案を相互に添削等をしたことを通じて、「自分の中では十分だと思っていた表現でも説明が足りないということに気づくことができた」との経験談を語ってくれ、大変参考になったとのことでした。このような情報に接することができるのも、訪問企画ならではのことといえるでしょう。
最後に総括的な感想を。
「1年生という早い段階で、大学院での学びや法曹の姿を自らの目で確かめることができたのは、今後の進路や自身の将来像を考えるうえで非常に大きな刺激となりました。」、「進路として進学と就職の間で決断をしかねている状況だが、やはり進学が自分のやりたいことに繋がる道であると在学生・修了生のお話を伺って感じることができた。」、「後悔のないよう勉強に打ち込」み、「これから控える進路選択や各種資格取得に向け、目標を持ってひとつひとつの課題に向き合っていきたいと感じた。」などといった感想が多く寄せられています。いずれもとても前向きで頼もしい感想ばかりです。
企画内容の報告は以上となりますが、その内容からも明らかなとおり、今回の訪問は、参加者全員にとって大変価値のある機会となりました。学生の参加費用(旅費)のご支援を含め、このような貴重な機会をいただきましたことに、東北大学法科大学院の関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
また、新潟大学人文・法・経済科学部同窓会(青松会)の先輩方から、学生の宿泊費用につきご支援をいただきました。ここに厚く御礼申し上げます。