法学部生の声

あなたの不安や疑問を現役法学部生のリアルな声で解決します

学び編

JRP執筆

法学部
佐藤 彩奈
SATO Ayana

JRPとは、ジュニア・リサーチ・ペーパー(Junior Research Paper)の略で、 いわゆる卒業論文のようなものです。自分が興味を持ったテーマについて、ゼミの先生の指導を受けながら、1万字から4万字の論文を書きます。このJRPは新潟大学法学部では卒業要件として課せられているので、JRPを書かないと卒業することができません。また、例年1月末にJRP発表会というものがあり、そこでは他のゼミの先生やゼミ生の前で自分の論文について発表を行い、質問にも答えなければなりません。

このJRPのテーマを決める時期については人それぞれです。
ゼミによっては、3年生の春から夏頃に決めなくてはならないところもありますし、また、自分の進路が確定してからでないとJRPに本腰を入れるのは難しいということで、進路が決まってからという人もいます。

しかし、JRPの提出が4年次の1月初めなので、逆算して、どんなに遅くとも4年次の秋頃にはテーマが決まっていないと、完成させるのが難しいのではないでしょうか。私の場合は3年生の秋頃からゼミで扱う議題を通じてテーマについて考え始め、しっかりと内容が確定したのはちょうど就職活動が終わった4年生の夏頃でした。

私がJRPの執筆に本格的に取り掛かり始めたのは9月ころからでした。4年生になってからすぐにゼミの先生にはJRPのテーマについて相談をし、それから自分なりにあれこれと考えていましたが、先程も申し上げた通り就職活動もあったので、テーマを設定し、実際に執筆に移ることが出来たのは8月ころになっていたと思います。

JRPの資料については、基本的には法学部資料室で集めていました。足りない資料については中央図書館も利用しました。また、CiNii(NII学術情報ナビゲータ)というデータベース・サービスを利用して、論文などの検索を行いました。

JRPの作成については、やはりかなり大変です。法学部では1・2年次に、民事法基礎演習や憲法基礎演習などで6000字から8000字位のレポートを書くという経験を積むのですが、JRPはその数倍の文量を書くものですし、JRP発表会を見据えて、それなりの質も備えなければならないので、たしかに苦労もあります。しかし、自分が大学生活を通じて興味を持ったことを深く調べ上げてみることは大学生としての集大成にもなりますし、JRPが完成した時の達成感は何ともいえないものがあると思います。

法学ゼミナール協議会

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法学部
辻間 千尋
TSUJIMA Chihiro

法学ゼミナール協議会(以下、法ゼミ)は、「非営利・非宗教・非政治の原則に基づき、法学及びその隣接科学の研究を通して、大学及び地域社会の学問の発展に貢献」することを目標とした法学部生による自治組織です。こう説明すると堅く聞こえるかもしれませんが、言い換えれば、法学性の皆さんが有意義な学生生活を送れるよう、資金の援助や交流の場を設けることなどを通して支援している、法学部生による法学部生のための学生団体です。「そうは言っても実際何をしているの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、そんな法ゼミの主な活動について詳しく説明させていただきたいと思います。

自主ゼミ支援

「自主ゼミ」は、目標や研究課題を同じにする人同士で結成できるもので、法ゼミに申請が認められることで参考書等の必要資金の援助を受けることが出来ます。こちらは法ゼミ会員の方なら誰でも利用できる制度になっているため、現在も資格試験等に向けた意欲的な団体が多数あり、この制度を活用しています。申請書は法ゼミ室にあるので、興味のある方はぜひ申し込んでみてください。

ゼミ対抗スポーツ大会

法学部では3年生からゼミでの活動が始まります。法ゼミではそんなゼミ対抗でのスポーツ大会を開催しています。入賞チームには賞金もあり、熱い戦いが繰り広げられるため、ゼミのメンバー同士の結束力も高まること間違いなしです。ゼミの垣根を越えた合同チームもあり、ゼミ内外、年齢性別を問わない法学部生同士の交流の場となっています。

ゼミ紹介

先述した通り、法学部生は3年生からゼミに加入します。しかし、いきなりゼミを選択することは難しいと思われる方も多いのではないかと思います。そこで、法ゼミではゼミ選択の前に宣伝をしたいゼミを募集して、2年生にゼミの雰囲気や活動内容を説明してもらう機会を設けています。皆さんが満足のいくゼミ選択ができるよう支援できればと考えています。

法紀作成

「法紀」とは、法ゼミで刊行している機関誌です。主に新入生に向けて、法学部生の皆さんに役立つ情報を卒業論文、合格体験、学生団体の紹介などを通してお届けすることを目指して作成しております。他にも先生方のインタビューなども載せているので、法紀を読んで新潟大学法学部の雰囲気を感じ取っていただければと思います。

法ゼミでは、このような活動を通して皆さんの学生生活を支援していきます。我々も法学部生の皆さんにとって身近な存在でありたいと考えているので、ご意見やご質問等ありましたら是非ともお寄せください。

新潟大学法学部の魅力

留学生Aさん

新潟大学法学部の一番大きな魅力は、カリキュラムが体系的に編成されていることだと思います。法学の専門的な知識を学ぶ憲法、民法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法などの講義科目に加え、具体的な問題を分析して解決する能力やコミュニケーション能力を身に付けることができる演習科目が設定されています。

1年次の「スタディ・スキルズ」は、20人の小クラスで、自分の関心のあるテーマ(法学と関係なくてもよい)について発表して、先生と皆さんの質問に答えるという形式です。専門性のないテーマを題材として、情報の収集・整理能力や自分の言いたいことを相手に正確に伝える能力を身に付けることができます。

2年次においては、「憲法基礎演習」「民法基礎演習」「刑法基礎演習」という3つの基礎演習が開講されています。私は「民法基礎演習」と「刑法基礎演習」を受講しました。「民法基礎演習」では、5〜6人のグループに分かれ、グループごとにある裁判例について事実概要、判旨、問題の所在、最高裁の理論構成、学説の状況、判決の射程などを調べてレジュメを作って、発表をします。最後に班の意見を述べて、他の学生からの質問に答えます。私は、この演習を通して、判例を調べる方法、参考文献の書き方、レジュメの作り方などが分かってきました。そして、判例を調べる過程で、判旨や学説を理解した上で、自分の考えを持つようになりました。「刑法基礎演習」では、毎回2〜3名の担当者が、ある刑法上の重要な論点に関する説明と問題提起を行って、クラス全員でディスカッションをします。この演習では、多様な意見に耳を傾けつつ、自らも積極的に議論に参加することができます。論理的思考力とコミュニケーション能力を身に付けることができます。

3年次からはゼミに所属することになります。私が所属する刑事訴訟法ゼミでは、担当者がある刑事訴訟法に関する基本的な判例について事実概要、判旨、問題の所在、論点などを報告して、自分の意見を述べます。そして、担当でないゼミ員も自分の考えや質問を言います。また、先生は、判例に関連する条文や知識などについて詳しく説明を行います。私のゼミの先生は、実務経験を有していますので、刑事事件における捜査・公判の実際の姿や事件の背景事情なども具体的に紹介してくれます。

講義科目であっても演習科目であっても、授業の内容をよく理解するために、予習はとても重要なことだと思います。私は講義を受ける前に、配布された資料を読んで、分からない日本語や法律用語を調べた上で授業に出ます。ゼミに参加する前にも、自分が担当者であるときには、法学部資料室に行って、担当する判例について原審、原原審まで遡って、事実関係の詳細、判旨の全文などを調べて、学説や論点も評釈論文や教科書などで調べます。自分が担当者でない場合も、担当者が作ったレジュメをよく読んで理解した上で、自分の考えを持ってゼミに参加しています。

私は、新潟大学法学部で充実した生活を過ごしています。
毎日忙しいですが、楽しいです。

新潟大学法学部的魅力

留学生A

我认为新潟大学法学部最大的魅力是成体系的课程设置。除了学习法学专业知识的宪法、民法、刑法、民事诉讼法、刑事诉讼法等讲授科目外,还设置了能够掌握分析解决具体问题的能力和交流能力的演习科目。

大一的"学习技巧"这门课是在20个人的小班里就自己关心的主题(可以和法学无关)进行发表,然后回答老师和大家的问题这种形式。从没有专业性的主题开始,培养信息的收集整理能力以及能够把自己想说的话很好地传达给对方的能力。

在大二开设了"宪法基础演习""民法基础演习""刑法基础演习"三个基础演习科目。我上过"民法基础演习"和"刑法基础演习"。在"民法基础演习"这门课上,5~6人分成一个小组,大家一起对某判例的事实概要、判旨、问题所在、最高裁的理论构成、学说的情况、判决的射程等进行调查,然后制作讲义进行发表,最后陈述小组意见并回答问题。通过这个演习,我学会了调查判例的方法、参考文献的写法还有讲义的制作方法等等,并且在调查的过程中,在理解了判旨和学说的基础上,产生了自己的思考。在"刑法基础演习"这门课上,每次有2~3人的负责人对于某个刑法上的重要论点进行说明和提出问题,然后全班进行讨论。在这个演习上可以在听取多样的意见的同时积极地参与讨论,能够掌握逻辑思考力和交流能力。

从大三开始会加入研讨小组。在我所在的刑事诉讼法研讨小组里,负责人会对某个与刑事诉讼法相关的基本判例的事实概要、判旨、问题所在、论点等等进行报告,并陈述自己的意见。然后非负责人的小组成员也会说一下自己的想法和疑问。并且老师会对和这个判例有关的条文啊知识等等进行详细的解说。老师有实务经验,所以对于刑事事件的搜查、公判的实际情形和事件的背景情况等等也会具体地给我们介绍。

讲授科目也好演习科目也好,为了很好地理解课的内容,我认为预习是非常重要的事。我在上课之前会先读一遍发的资料,查好不会的日语和法律用语再去上课。参加研讨小组之前也是,我是负责人的时候,会去法学部资料室调查负责的案例的原审、原原审的详细事实关系和判旨的全文等等,关于学说和论点也会在评注论文和教科书里查找。我不是负责人的时候,也会在认真阅读并理解负责人制作的讲义的基础上,带着自己的思考参加研讨小组。

我在新潟大学法学部过着充实的生活,每天虽然忙碌但很开心。

部活動編

法律相談部

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法学部
青柳 匠馬
AOYAGI Shoma

皆さんこんにちは。新潟大学法律相談部第40代部長を務める、青柳匠馬と申します。いきなりですが、皆さんは「法律相談部」という部活を聞いたことはありますか?おそらく、なかなか聞き馴染みの無い部活動だと思います。そこで今回は、皆さんに少しでも法律相談部のことを知ってもらえるように、法律相談部の主な活動についてご説明させていただきます。

法律相談部では、年に2回(7月・11月)、私達学生が主体で開催する"無料法律相談会"を実施しています。相談会では現役の弁護士立ち合いのもと、市民の方々からいただく、ご近所トラブルといった相隣問題や相続問題といった親族トラブルなどの相談に、私たち学生がお答えしています。それに伴って、普段の活動では、相談会で民事分野において様々な問題に対応できるように"勉強会"を行っています。

また、普段の大学生活で、授業や勉強に励むために「法学部の先輩や同級生の繋がりを増やしたい」という声をよく聞きます。法律相談部は、法学部生限定で入部ができる部活ですので、同じ学部の同級生や先輩と繋がることができ、日頃の大学生活や学習面・進路面での相談を気軽にすることができます!

ちなみに私自身、相談者の方から、私たちの回答に対して安心してくださったり、感謝の言葉を仰っていただけたとき、この活動をして良かったと感じます。また、法律相談部で仲の良い友人をたくさん作ることができ、毎日の大学生活が楽しいです!

これを読んで「法律相談なんて自分には難しそう...」と感じた方もいるかもしれませんが、実際はそんなことありません。はじめはみんな法律知識ほぼゼロからスタートして、活動を通して少しずつ、確実に知識が身についていきます!最初は「なんだか面白そう...!」ぐらいの気持ちで入部してみてください!

少しでも「法律相談部」に興味を抱いてくださった皆さんの入部、お待ちしています!

新潟大学司法研究会

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法学部
松澤 咲
MATSUZAWA Saki

こんにちは。新潟大学司法研究会第4代会長の松澤咲と申します。司法研究会の紹介を交えながら、本学法学部での学修についてお話させて頂きたいと思います。

司法研究会は、法学部公認の学生団体で、1・2年生が主体の部活です。弁護士などの法曹を目指している学生が多く集まっています。活動としては、主に2年生がレジュメ(授業用プリント)を自分たちで作成し、1年生に対して法律の基礎知識を講義するというインプット講義と、グループワークを通じて問題を解く練習をするというアウトプット講義を隔週で行っています。

また、司法研究会は、勉強に対する熱意を持った同学年の友達や先輩方と繋がることができます。司法試験に合格された先輩や、早期卒業により法科大学院に進学された先輩方もいらっしゃいます。法律の勉強は大変ではありますが、私自身、司法研究会の友達と勉強でき、また、早期卒業を達成された先輩方から法律の勉強のコツやロースクールライフ等を教えていただけるので、勉強へのモチベーションを上げることができています。司法研究会は法曹を目指している方にはもちろん、そうでなくとも法律の勉強をしたい方にお勧めの団体です。

そして、法学部の講義を受けて分からないことがあれば、講義の後やメールで先生方に質問をすると、法学部の先生方は優しく対応してくださりますので、手厚いサポートを受けることができます。

本学の法学部では、普段の講義においても、部活動においても、勉強するための環境が整っており、充実した学生生活を送ることができます。本学法学部への入学、そして司法研究会への入会をお待ちしております。

  

地域政策協働センター(GPnet)

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法学部
髙阪 英恵
KOSAKA Hanae

こんにちは、新潟大学地域政策協働センター(GPnet)学生代表の髙阪英恵と申します。私たちGPnetは、行政機関やNPO法人、さらには地域住民の方と連携し、地域復興のための活動を行う、法学部公認の学生団体です。

今年度の活動は新潟県村上市の長津地区が主となりました。長津地区の地域運動会に参加させて頂いたり、旧長津小学校で地域の小中学生と勉強会やレクをして交流するイベント「さまぜみ」を企画したりと、長津地区で様々な年代の方々と交流しながら地域活動を行いました。

今年度は、コロナ後ようやく本格的に活動できた年だったと感じています。これまで交流があった地域に足を運べなくなっていたり、例年開催していたイベントが開催できなかったりと困難が続いていた中で、今年度は様々な活動の復活の年となり、また、新たに物事をスタートさせる年にもなりました。

上で紹介しましたさまぜみがその最たる例であり、今年、実に4年ぶりに開催することができました。数回の代替わりを経ての長津地区訪問でしたが、地域の方々があたたかく迎えて下さり、学生一同大変嬉しく思いました。来年度はきっと、長津地区でも、その他の地域でも、より多くの活動ができ、活動の幅も広がっていくと思います。

在籍している学生メンバーの状況や、やりたいことも将来図も様々です。でも、声をあげたときに協力的なメンバーばかりです。やりたいことがある方、イベントの企画をしてみたい方、地域活動に興味がある方、やりたいことも何をやっていいかもわからない方も、是非一度GPnetに加入して、自分の可能性を広げたり探したりしてみて下さい。

映画俱楽部

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法学部
髙橋 柊伍
TAKAHASHI Shugo

皆さんこんにちは!私は映画倶楽部に所属しています。映画倶楽部は、映画鑑賞が好きな方や映像作品を作ることに関心がある方などが所属しています。

映画倶楽部は主に週1で活動しており、現在は映画の上映会をメインに活動しています。上映会で流す作品については、邦画や洋画、アクション、コメディ、ホラー、アニメ等々、幅広いジャンルの作品を鑑賞しています。上映会にあたっては、素晴らしい音響の部屋を借りることができ、まるで映画館で鑑賞しているような体験が出来ることも、魅力の一つです!また、映画に関するクイズ大会等も開催しており、映画に関する知識を深めることはもちろん、映画好きな仲間と意見を交わすことで、作品に対する新たな発見が生まれることも面白さの一つだと思います。

また、夏休みや春休み等の長期休みでは、自主映画作製を行っており、監督や演者、脚本、照明、小道具等々、役割を分担しながら作製に励みます。それぞれの役割ごとに協力しながら、一つの作品を作り上げることはかけがえのない経験になること間違いなしです!

映画を見ることが好きな方、作ることが好きな方、あまり興味が無い方など、どなたでも大歓迎です。皆さんの入部をお待ちしております!

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