准教授林 滉起HAYASHI Koki
―ゼミの活動についてご紹介をお願いします。
講義で学ぶ内容から一歩進んだ事項を身につけることを目標としています。初年度は、教科書と学術論文との中間に位置づけられるような教材の講読を行いました。今後はゼミ生と相談の上で、判例学習などにも取り組み、バランスのとれた法的思考力を涵養していきたいと考えています。また、年に一度、他大学との合同ゼミの開催も予定されており、普段のゼミ活動を通じて成長した自分の力を発揮する機会も設けられています。
―ゼミ生に期待することを教えてください。
ゼミは「演習」型の授業ですので、主役はあくまでも学生の皆さんであるということを強く自覚して頂きたいと思います。ゼミでの報告に向けた調査の過程では、資料の海に溺れてしまいそうになることがあるかもしれません。しかし、そのような苦心を経て一条の光を見出す喜びには、何にも代えがたいものがあります。毎回のゼミに妥協することなく取り組み、切磋琢磨することに労力を惜しまないことを切に望みます。
―受験生の皆さんに「一言」お願いします。
大学での学びとは、実は地味で地道な努力を要するものです。しかし、知識や思考力を着実に身につけていけば、自身の世界の見方を変えてくれるというのが学問の力です。先人たちの残した知恵を学び、自分らしく生きていく基礎体力を新潟大学法学部で体得して頂きたいと思います。