上村ゼミが「憲法のつどい―私たちの暮らしと憲法―」に参加しました

荒川 翼沙ARAKAWA Tsubasa

 令和7年12月2日(火)に横越中学校において開催された「憲法のつどい―私たちの暮らしと憲法―」に上村ゼミが参加しました。

 本企画は、憲法が社会の秩序を支え、人々の権利を守るためにどのような役割を果たしているのか、そしてそれが私たちの暮らしの中でどのように生かされているのかを知ってもらい、若い世代が憲法をより身近に感じる機会とすることを目的としています。

 今回は「夫婦同氏制の合憲性」をテーマに、ゼミ生が原告・被告・裁判官を演じ、実際の裁判を模した形式で実施しました。複雑に思われがちな法的な議論を、できるだけ分かりやすい言葉や構成で伝えられるよう努めました。中学生の皆さんが原告・被告双方の主張に真剣に耳を傾け、それぞれの主張のポイントを聞き逃さないように丁寧にメモを取る姿が印象的でした。

 模擬裁判後のディスカッションでは、周囲の生徒同士が積極的に意見を交わし、「自分だったらどう考えるか」「どちらの立場に納得するか」といった視点から活発な議論が行われました。ゼミ生もグループに入り、一緒に考え、時には質問を投げかけながら議論を深めました。自分の考えを言葉にし、周囲の生徒の意見に耳を傾けながら議論を行う中学生の姿が大変素晴らしく感じました。

 今回の憲法のつどいを通して、憲法をより身近なものとして感じてもらうきっかけになっていれば幸いです。参加いただいた中学生の皆さんが、これから社会の様々な場面で「自分の権利」や「社会の仕組み」について考える際に、今回の経験が少しでも役に立てばと思います。