ナント大学交換留学

法学部前野 綾香MAENO Ayaka

 私は、大学2年の後期から大学3年の前期にフランスのナント大学の付属機関である語学学校のE-FLEに交換留学をしていました。留学を決めた理由は、英語圏以外に留学をしてみたかったことやフランスの芸術に興味があり初修外国語でフランス語を選んだことなど様々あります。  

 授業は全てフランス語で行われましたが、語学学校のため周りは様々な国籍の生徒がおり、たどたどしいフランス語、時には英語を駆使しコミュニケーションを取っていました。授業時間は週に18時間と定められており、自由時間が多くありました。授業のない時間はチューターのフランス人と遊んだり、図書館で勉強したり、街を散策したりととても有意義に活用できました。また、日本が好きで日本語を学んでいる方とも知り合うことができ、日本や友人の国の文化などについて議論したことがとても印象に残っています。  

 留学当初は、約1年半学んだフランス語が通じないことに焦ったり、日照時間などの日本とは異なる環境に慣れるのにとても苦労しました。スーパーでの買い物にも緊張していました。しかし、3か月を経過すると、授業にも慣れ、フランス語での会話もスムーズにできるようになりました。

 留学をしたことで得られたと思うことは、語学力の向上、自発性や異なる視点からものを見る力、困難を乗り越える力です。そしてなによりも、留学をしようと決めなければ人生で会うことのなかった人々と出会い、友人になれたことです。

 留学は敷居が高いイメージがあるかもしれません。しかし、大学生活の何分の一かを日本以外で過ごすという経験は今後の人生や意思決定に大きな影響を与えてくれると思います。自分のライフプランを考えた際に、選択肢の一つとして(奨学金制度もあるので)気軽に考えてほしいと思います。そして、決めたら迷わず勇気を出して一歩踏み出してください。

 きっと第2の故郷ができると思います(1位は福島、同率2位ナント・新潟)。