【留学】中国外交学院

法学部一場 蘭ICHIBA Ran

 私は、将来外国との関わりのある場所で働きたいと考えていました。そのため新潟大学に入学した当初から、大学の交換留学制度を利用し、中国へ語学留学をしたいと考えていました。 

 初めはコロナの影響もあり、渡航しての学習は厳しい環境でしたが、渡航ができるようになるまで、留学先の大学の授業を日本国内でオンラインで受講することになりました。 

 授業は英語でしたが、中国人の先生が一対一で基礎から丁寧に教えてくださるおかげで、半年で基本的なコミュニケーションを中国語で行えるようになりました。 

 留学期間が残り3ヶ月になったところで渡航の許可が出たため、中国の学校の寮に住みながら学習することになりました。 

 学校は北京中心部にあり、公共交通機関も栄えていたため、移動も生活もしやすい環境でした。治安も比較的良い地域だったため、安心して暮らすことができました。 

 外国人留学生専用の寮を使っていたため、そこで出会った他の学生とは英語で会話をしていました。彼らは慣れない中国での生活を支えてくれたり、遊び誘ってくれたり、母国の文化を共有してくれ、とても良い友達になりました。また、学習意欲もとても高く他の国への留学経験があり何ヶ国語も話すことができたり、ボランティアや弁論大会などに積極的に参加している生徒もいました。自分の現状に満足せず、常に新しい挑戦を続ける様子を見て、私も向上心を持って生活したいと強く感じました。 

 学校が主催いている課外活動も定期的にあり、万里の長城への遠征や、北京オペラ、茶会などなかなか行くことのできない場所で、貴重な体験をすることができました。 

 コロナ禍という特殊な環境で1人留学をするのは少し不安もありましたが、留学を通して得た影響や経験は今後の生活に自信を持たせてくれる材料になったと思います。この留学のおかげで、将来の夢である海外と関わる仕事に就くという夢に一歩近づくことができたのではないかと感じます。