【就職】千代田区役所

2022年3月卒竹田 匠吾TAKEDA Shogo

 私は、令和4年3月に新潟大学法学部法学科を卒業し、令和4年4月に千代田区役所に入庁しました。

 千代田区は、東京都特別区(東京23区)の一つです。特別区は、一般的な市町村と同じように、「基礎的な自治体」として位置づけられ、住民にもっとも身近な行政を担っています。千代田区は、立法・司法・行政の三権及び経済の中心であり、日本を代表する自治体です。日本の主要都市で働いているという実感を持ちながら仕事ができていることに喜びを感じています。

 現在私は、災害対策・危機管理課という部署に所属し、区内の災害対策に関する仕事をしています。千代田区は、夜間人口が約6.6万人であるのに対して昼間人口は約85万人に達します。そのため、首都直下型の大地震が発生した場合、区内では約59万人の帰宅困難者が発生することが予測されています。こうした災害への備えとして、民間企業との災害協定の締結や災害対策用備蓄物資の管理等の業務を行っています。

 私が公務員という職業を知る機会となった新潟大学での講義の一つに「賢人会議」という講義があります。この講義では、実際に法と関わる仕事をしている公務員、裁判官等の実務家や民間企業の方から現場の生の声を聴くことができます。実際に生の現場の声を聴くことで、法がどのように運用されているのかを学ぶことができ、また卒業後の進路選択について考えるよい機会にもなりました。また、この他にも「司法書士と法」や「弁護士と法」といった実務家の方から実践的な学びを得る場もあり、将来を考える機会に恵まれています。

 また、サークル活動では法律相談部に所属していました。法律相談部では、市民の方から法律に関する悩み事や問題を聞き取り、弁護士の隣席のもと回答をする活動を行っていました。日頃の法学部での学びの実践の場であるとともに、活動を通じて得た傾聴力が今の仕事にも役立っていると感じています。

 新潟大学法学部では、多種多様な講義が用意されており、自らの学びたいことを追求しやすいカリキュラムとなっています。また、講義だけでなく学外で活躍する機会にも恵まれています。常に挑戦して、4年間の大学生活を過ごしてくれたらと思います。