【法曹】第76期司法修習生

2022年3月卒西田 楓人NISHIDA Futo

 皆さん、はじめまして。私は、令和3年度司法試験予備試験に合格後、法曹コース三年次早期卒業制度により、新潟大学法学部を卒業後、令和4年度司法試験に合格しました。現在は司法修習生として、法曹の一員になるべく、日々、様々なことを学ばせていただいています。

 私は、中学生の頃から、弁護士になりたいと考えており、新潟大学法学部に入学して直ぐ、司法試験に合格するための学習を開始しました。当初は、一般的なルートである、法科大学院に進学した後に司法試験を受験することを考えていましたが、先輩のすすめもあり、予備試験を受験し、合格することができました。予備試験は、難関試験の一つであり、新潟大学の先輩にも在学中に合格された方はおらず、私自身もまさか自分が合格できるとはというのが、率直な感想でした。

 私が、予備試験に合格することができた大きな要因は新潟大学の環境にあると思います。新潟大学では、法曹コース制度が導入されたとはいえ、まだまだ法曹を目指す学生は少数派であり、一見すると、法曹を目指すには適さない環境であるように感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、法曹志望者が少数であるということは、同じ夢を持つ同期や先輩・後輩、夢に向けて背中を押してくれる先生方と至近距離で接することができるということを意味します。実際に、私は、授業の終わりやコア・タイムを利用して、先生に質問をしたり、答案を添削していただいたりしたほか、同期や先輩・後輩と自主ゼミを組んだり、司法研究会という組織を創設したりして、切磋琢磨しながら学習に取り組んでいました。こういった周囲との濃厚な関わりは、他大学では経験できない貴重なものだと思います。

 もちろん、法曹を志していない学生にとっても、新潟大学の環境は素晴らしいものです。熱意のある先生、優秀な学生、充実した設備、あげればキリがありませんが、各自の将来の夢を叶えるため、関係者全員が最大限の努力をし、素晴らしい環境が整っていると思います。新潟大学法学部では、意欲のある学生に対しては、それに応えることができるよう、最大限の努力をしてくださいます。私自身も、法曹になるため以外の様々なことを学び、経験させていただきました。

 みなさんも、新潟大学法学部で、充実したキャンパスライフを送ってほしいと思います。